追記:Beatport LINKは更に2つのラインナップになり、4つのサービス体系とrekordbox DJとも連携ができるようになりました。詳しくはこちら → Beatport LINK(BETA)の使い方 -ストリーミングDJはスタンダードになる?-

ついにBeatportがサブスク化へ

今年の年明けに、2019年のDJ機材はどうなっていくのか?という話題のなかで「楽曲メディアはサブスクリプション対応していく」という予想をしてみたんだけれども、本当に的中する結果になった。

DJ御用達の楽曲購入サービスであるBeatportはこのたび2種類のサービスを発表。そのサービスがいわゆるサブスクリプション、つまり定額制の利用サービスだ。このサービスの導入によって、BeatportはおそらくDJ市場をほぼ独占的に支配できる足場を固めながら、後述する次の構想へと移行していくものと思われる。

今回導入された2つのサービスは「Beatport Cloud」「Beatport LINK」という2種類のクラウドサービス。既にページも公開されていて、サービスも利用できる。

サービス内容について

Beatport LINKとは

Beatport LINKとは定額制の利用サービスで、Beatportで提供されている全カタログ、つまり全ての楽曲をDJアプリケーションからアクセスできるというもの。つまり、これまでDJアプリ(厳密にはソフト)を使用するときに自身のパソコンのなかに入っている楽曲した使えなかった状態から、Beatportで販売されている全カタログから選び放題な状態になるってこと。これが月額$14.99-っていうかなりお買い得な金額で利用できる。普段からDJするためのトラックしか聴かないよっていうひとにとっては、SpotifyやApple Musicに加入するより使い勝手が良いBeatport LINKのほうが断然オススメということになる。

さらにこのBeatport LINKというサービス。そのなかにBeatport Cloudというクラウド利用オプションも既に入っているので、2つのサービスを2つ利用する必要は不要。

Beatport Cloudとは

一方同時にリリースされたBeatport Cloudはどんなサービスかというと、これまでBeatportを利用してきたユーザーの補助になるようなオプションになっている。ちなみにこちらは月額$4.99-

例えばこれまで楽曲を購入すると、期限までにDLしなくちゃいけなかったのが、無制限でクラウドフォルダに置いておけるような感覚に。さらに購入時のサンプル聴取もハイライト部分だけではなく、楽曲全体を聴いてから購入を決められるようになるので、見逃していた楽曲の一部分をより見つけやすくなるんだろう。

クラブの音楽利用は全部Beatport LINKにしたほうが良いと思う

かつてDJたちは「クラブでのDJプレイが、ミュージシャンにとっても利益になる」という前提のもと、「Promotional Use Only」と書かれたレコードを使っていました。ただ、現在厳密にそんなことやってるクラブなんてあるわけなく、DJたちは自由に持ち込んでプレイしてますよね。

一般論として、本来お店で音楽を流して営業するためには「著作利用料」というものが必要で、「どんな曲が何回流れたのか」という集計をすべきなんだろうけど、実際Beatport楽曲のほとんどはJasracの管轄外ということもあって、うやむやになっている状況。でもアマチュアプロデューサーの楽曲でも、流れた回数だけ1円とか10円ずつでも「クラブで流れた分だけ」アーティスト側に収益が上がれば、制作活動をサポートすることになるんじゃないかなと僕は思っていて、長期的にはこの「Beatport LINK」という仕組み、現場で使えるものになって欲しいなと思っています。

事実、今後の開発ではOffline Performance Modeなる機能も実装されるようで、それってつまりDLしてプレイすることも可能にするってことだよね。

WeDJにて利用可能、この秋にはrekordboxに対応予定

この目玉サービス。そもそもPioneer DJと一緒に開発されたものらしく、WeDJのベータ版機能として使うことが可能なんだけど、今年の秋からはPioneer DJ製品向けのDJソフト「rekordbox」にも対応する予定とのこと。rekordboxに実装されるとなると、これまでTraktorやSERATOを使ってきたDJからすると、DJソフトの乗り換えがとても魅力的に思えてくるのも仕方がなさそう。

rekordboxに対応予定ということなので、本格的にプライしたいという方は時間を待ちつつ、より手軽にスマホやタブレットでDJしたい方はWeDJ対応機材をチェックしてみてはいかがでしょうか。てか今知ったんだけど、新しいDDJ-200ものすごいコンパクト。スマホでDJやりたいひとはこれで良いんじゃないかなーと思いつつ、以前の記事を更新する予定。

 

おすすめDJコントローラーも!DJシリーズ記事のまとめはこちら

初心者おすすめのDJ機材、DJコントローラーからDJたちの歴史、これからのDJについて
- DJはじめるなら、安心のDJスクールへ ! -BEE音楽スクール