この記事は2012年当時のライブ配信に関するメモです。なおAdobe Flash Media Live Encoderや当時使っていたCamtwistといったソフトウェアはすでに開発が中止されています。最新ソフトや機材を使った内容は、こちらをご確認ください → ネットでDJ配信!DJのライブ配信に必要な豆知識と手順
ソーシャルメディアを利用してライブ中継を盛り上げるっていうパターンも最近は多くなってきました。
ちょっと前にUstreamで配信するにはどうしたらいいの?みたいな話が社内にあって、企画する自分の部署でも「ラジオやろうぜ!」みたいな思いつきもあったし、せっかくなんでUstでライブ中継するにはどうしたらいいか自分で試してみました、っていう趣味モロ出しの日記です。どうせやるなら #DOMMUNE あたりを目指したい。
というわけで、素人がUstreamやっちゃおうぜ!という話になったときに必要な機材をまとめてみました。
目次
マイク
マイク本体
マイクにはコンデンサマイク / ダイナミックマイク2種類あって、コンデンサマイクのほうが繊細に音を拾えるけど、高いし宅録でUstやろうと思ったら雑音を拾いすぎると思う。コンデンサマイクを使うときは、静音環境その他、吐息が入らないようにマイクの前にポップガード(ミュージシャンがレコーディングとかで歌うときにあるカバーみたいなやつ)も設置されることをオススメ。僕の友達はカノジョのストッキングとハンガーでつくってましたが。
・SHURE SM58
というわけでダイナミックマイクがおすすめなんですが、SHUREのSM58あたりがオススメ。バンドやってる方はご存知かもですが、ライブハウスとかにあるボーカル用の定番マイクで、値段そこそこな割にちゃんと使えます。定価高いですが、Amazonでもだいたい¥8,000ぐらい。 |
スタンドその他
マイクを固定するスタンドね。ラジオを録音するだけなら¥2,000ぐらいの卓上スタンドで問題ないですが、机がでかくてやや身を乗り出して録音しないといけないので、楽器を演奏したりその他自由度を確保したい場合はブームスタンド型のマイクスタンドが良いかなと。ブームスタンドっていうのはこんなかたちのやつ。
カメラ
本気仕様のカメラなら
出力できるモノであれば10万ぐらいのカメラが理想、ただ、その場合にはカメラスタンドとも必要になるかと思います。
そこそこは凝りたいなら
HD撮影が可能な本気のカメラもいいけど、実際そんなに凝らなくても画面小さいので普通の人はこちらで問題ないかと思うよ。
・Logicool HD Pro Webcam C910
スタンド付きのウェブカメラ。一般的な用途としては、ビジネスユースでテレビ電話したりするためのものだけど、もったいないぐらいのスペック。フルHD1080pの動画撮影テレビ電話もHD720pで使えます。ステレオマイク付き、そして極めつけは光学レンズがカールツァイス製。ツァイスレンズというとカメラ知ってるひとには超有名なTessarレンズの製造元。 |
オーディオインターフェース(ミキサー)
普通、マイクや楽器音源はアナログ信号なのでデジタル信号に変換するオーディオインターフェース(AI)が必要。できればミキサー付きのほうがマイクも複数本つなげたり、その他音源も同時に作業できるので便利です。おすすめは下記。僕の場合はもとから持ってたやつです。
・YAMAHA MW8CX(Oficial)
モノラル入力(マイク)が2Ch、ステレオ入力が3系統利用可能でマイク用のプリアンプ内蔵、エフェクターまでついてます。Amaszonだと¥25,000ぐらい。ちょっと高いけど、その他の用途も考えるとかなり便利です。以前まで活用してませんでしたが、マイクプリアンプやエフェクター、コンプレッサー付きのスペックに感動しています。 |
関連ソフト
配信用ソフト
・Ustream Producer: 無料のビデオストリーミング用ソフト
Winsows/Mac OS両対応の簡易ソフト。簡易といっても画面の切り替えなど簡単にできて便利です。ただ無料版は複数台のカメラを利用できなかったり、少し不便。僕の場合はCamTwistというソフトを使っています。 | |
・CamTwist Official Website
タダで高機能。映像や画像ファイルはもちろん、動画までつっこんでイロイロ遊べます。透過画像ファイル(背景が透明なアイコン)を使えば、テレビみたいにアイコンをつけたり、テロップも出せます。CamTwistを使う場合は、そのまま配信できないので別途UstreamProducerか、Ustの番組配信画面から映像入力で“CamTwist”を選択してください。 |
つなぎ方
ちなみに、僕の場合はこんな感じです。実際はDJ用のコントローラーがあと二つありますが。
※AI=オーディオインターフェース(音声をPC入力可能なデジタル変換する機材)
※配信画面で映像の入力はCamTwist、音声はYAMAHAのドライバが表示されるので選択
やってみる
配信中はこんな感じ。動画もわりと綺麗。なお、ソースはギャグです。
番組ページはこちら。配信始めたら勝手に動き出すプレーヤーすごい。